紫は平安時代から近代にかけて女性の服色として好まれています。

特に、平安時代では高貴な色に位置づけられ、皇族やそれに続く身分の者しか身につけることができませんでした。当時に書かれた「源氏物語」は紫づくしと言ってもいいくらいで、源氏の最愛の女性は「紫の上」と呼ばれています。さらにもうひとり、思いを寄せる女性も「藤壺の宮」であり、藤はやはり紫の美しい花を咲かせます。衣装でも、桔梗の襲(かさね)、藤の襲、といった紫系のものがたくさん登場します。

赤と青という反対色を混ぜて作られるため、「高貴と下品」や「神秘と不安」といった二面性を持ちます。用いられる場面でその印象が変わる、不思議な色です。

その他、大人っぽい、優雅、粋、妖艶、神聖な、知的、といったイメージがあります。

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